海外の増大サプリは危険!?海外サプリの落とし穴を解説します!
公開日 : 2020/11/16 更新日 : 2020/12/08

こんにちは!
メディア事業部の若林です。
ペニスに悩みを抱えネットなどで調べると色々な解決方法がでてくるかと思います。
外科的手術という方法もありますが、すぐに手術しよう!
と決められる人は少ないですよね。
そこで、一番手軽な増大サプリメントに注目する方も多いのではないでしょうか。
増大サプリは日本の国産のものだけでなく、海外製のものも多く散見されます。
実は海外の増大サプリは危険と言われることも多いようなのです。
口コミもあるし買ってもいいかな?
と海外サプリメントの購入を考えている方はこの記事を参考にしていただけるかと思います。
僕の結論としては
すべての海外製増大サプリメントが危険ではないが、
危険なものもあるので選び方は慎重に!
です!
では詳しく解説していきます!
海外のサプリメント事情

まず、海外のサプリメント事情をご存じでしょうか?
海外は日本のように国民皆保険制度ではないところもあり病気の治療や薬などの医療費が高いです。
なので日本よりもサプリメントで栄養の偏りを補助して病気にならないようにしようという意識があるそうです。
海外ドラマや映画を見ているとバスルームの棚には薬の入れ物のようなものがずらりと並んでいたり、ビジネスマンが仕事の集中のために朝食と一緒にサプリメントを摂取しているシーンが普通の風景として映し出されます。
それだけサプリメントは生活の一部であり、日本よりも大きな面積で様々なサプリメントがドラックストアには並んでいます。
海外製増大サプリメントの落とし穴とは!?
海外で販売されるサプリメントは生産する国の決まりに則って作られます。

アメリカでは
アメリカのサプリメントは米食品医薬品局(FDA)に申請して条件を満たすと機能性表示が可能になるそうです。
米食品医薬品局(FDA)とは食品、医薬品、動物薬、化粧品、医療機器、玩具などの安全性・有効性を確保するための機関で、日本でいう厚生労働省のような役割をしています。
機能性表示が可能になる条件は以下です。
・表示内容が誤解されるものではない証拠を有していること
・製品販売後 30 日以内に米国食品医薬局(FDA)に届け出ること
・「当該表示は米国食品医薬局(FDA)の評価を受けていません。本製品は、疾病の診断、処置、治療又は予防を目的にしたものではありません」と目立つように記載すること
そして製造する工場に関しても決まりがあり、製造管理基準(GMP)を満たす工場で加工、包装、保管されていなければ、不良食品となってしまうそうです。
しかしこの制度で絶対安心できるかというと、そうでもないのです。
米食品医薬品局(FDA)は定期的に調査を行っており、
2007年~2016年の間で「有害な成分の含有が否定できないサプリメント」というデータベースに776の実際に購入できる製品を登録しました。
そしてカリフォルニア州公衆衛生局の研究チームがこの776の製品を調査しました。
調査の結果は、実際に製品には無許可で医薬品の成分が使用されていたことがわかったそうです。
特に人体に有害な成分が入ってる可能性が高いと言われるのは精力系のサプリメントが多いようです。
増大サプリも精力系サプリメントに分類されますので製品を選ぶ際には注意が必要です。
安全性の違い

日本と海外の製品は同じ安全性の基準で作られていません。
日本では認可されていない成分や、日本では医薬品として指定される成分を含む製品も、海外ではサプリメントとして売られていることがあります。
インターネットの普及で、個人輸入が比較的簡単になりました。
しかし本当は法律的には輸入時に「薬監証明」と呼ばれる書類が必要です。
個人での使用に限り特例として「薬監証明」はなしでも輸入可能となっています。
個人での使用に限り海外のサプリメント等を購入すること(海外から持ち帰ることを含む)は2ヵ月使用分を上限として認められています。(2020年11月現在)
原則、自分で使用のみです。タダで友人に譲るのも認められていませんし、自宅以外の住所へ送ることも認められていません。
そして、自分用だからなんでも輸入OKというわけでもありません。
以下のリンクに記載があるもの、
参考サイト:海外で販売されている医薬品や食品等に含有されている場合、当該製品の輸入 に際し、数量に関わらず厚生労働省の確認を必要とする成分
参考サイト:専ら医薬品として使用される成分本質(原材料)
これらの日本では未認可の成分が配合されたサプリメントなどはそもそも個人輸入が難しいので注意が必要です。
参考サイト:啓発パンフレット「健康食品や医薬品、化粧品、医療機器等を海外から購入しようとされる方へ」参考サイト:医薬品等の個人輸入について
認可されていないけど効きそうだから海外製を買うという方もいると思います。
僕もなんとなく成分が濃そうだし効くんじゃないか…と思ったこともあります。
ただ、日本で認可されていないものや、医薬品として指定されているものには指定されるだけの理由があると思います。
日本未認可の成分の一例
DHEA
日本では医薬品とされていて店頭では販売できませんが、DHEAは海外ではサプリメントにも配合されています。
DHEAとはデヒドロエピアンドロステロンというホルモンです。
副腎皮質で分泌され、その後男性ホルモンや女性ホルモンに変換されます。
男性だとテストステロン、女性だとエストロゲンを作る働きを促進すると言われていて、若返りホルモン(老化防止ホルモン)とも呼ばれるそうです。
効果は
- 免疫を高める
- インスリンの働きを助ける
- 筋肉を維持して代謝を上げる
- ストレスの緩和
- 性欲を高める
等です。
もともと、体内で分泌されるホルモンなので安全という声もありますが、
乳がんや前立腺ガン、卵巣がん等のガン進行を早める恐れがあるとされています。
国際オリンピック委員会(IOC)では、DHEAはたんぱく同化ステロイド(筋肉増強剤)にあたるとしてドーピング薬物の一つに指定しています。
長期使用のデータも乏しく、海外のサプリメントは詳しい原料がわからなかったり、基準値の含有量を満たさない、または含有量が多すぎる場合なども考えられる為、個人輸入などは避けた方が無難です。
医薬品成分シルデナフィル(バイアグラの有効成分)
精力剤は陰茎付近の血流を良くしていく効果を期待した成分が多く配合されます。
勃起は性的刺激によって脳に刺激が与えられ、陰茎付近の血流の流れが強くなることでおこりますが、もう少し詳しく言うと、勃起する際、陰茎内部で一酸化窒素(NO)が発生し、一酸化窒素(NO)が環状グアノシンーリン酸(cGMP)の合成を促進することで血管を拡張しています。
医薬品として認定もされていて勃起不全治療にも用いられる有名なバイアグラは、シルデナフィルという有効成分が環状グアノシンーリン酸(cGMP)を分解する酵素の働きを阻害することで、勃起を促しています。
この血管を拡張する環状グアノシンーリン酸(cGMP)ですが、
陰茎付近だけでなく、身体のさまざまな場所でその時の状況に合わせて分泌されます。
バイアグラなどの勃起不全治療薬は副作用として、さまざまな身体の箇所でcGMPを分解する酵素の邪魔をして血管が弛緩し、それが身体にとって負担になることもあるのです。
狭心症でバイアグラを服用し、行為後に心停止したという例もあります。
医薬品成分が入ったものは医師の管理下で使用することが大切です。
そして、海外サプリメントだけでなく日本のサプリメントでもサプリメント(健康食品)として販売されているにも関わらず、医薬品成分が入ったものも見つかっていますので注意して選ぶ必要がありそうです。
参考サイト:医薬品成分(シルデナフィル及び類似成分)が検出されたいわゆる健康食品についてメリット・デメリットをよく考えましょう
今一度サプリメントを飲む理由について考えてみると
海外製を買うメリットはあるのでしょうか?
サプリメントは日本での扱いは食品です。
「足りない栄養素を補い健康維持に役立てる」ことを目的に摂取するもの。
食生活や体格も違う日本人と海外の方、日本人基準で作られていない海外製のサプリメントは、同じ製品を同じ量摂取するだけで日本人にとっては過剰摂取になる場合があると考えられます。
成分の一日の摂取目安などを調べ、日々の食生活から見直して、
自分に必要なものか見極めながら取り入れることが大切です。
購入前のチェックポイント!

すべての海外サプリが危険とは言えません。
ただ、せっかくお金も時間もかけて努力するのなら安心して使える製品を使いたいですよね。
怪しいしいサプリを購入しないように購入時のポイントをご紹介していきます。
- 配合成分をしっかり確認
- 米食品医薬品局(FDA)認証の確認
- 販売業者の安全性を確認
今、すでに海外サプリを摂取している方は、もう一度サプリの成分内容をパッケージ表示から確認してみてはいかがでしょうか?
気になるサプリメントを見つけたらなにが入っているのか、
全成分を公表しているか確認しましょう!
日本で認可されていない成分などがはいっていないか確認し
常用している薬がある方は、
サプリメント購入前にかかりつけのお医者さんに相談しましょう。
公式サイトは確認できますか?
上記に載せた、
「あやしい薬物連絡ネット」などのサイトに製品の名前はありませんか?
医薬品成分かそうでないかは、なかなか判断が難しいので
販売元が信用できるかどうかもも大切です。
販売元サイトのアフターフォローなどはしっかりしていますか?
製品に不安を感じたとき、販売元の対応が雑であったり、そもそも対応してくれない場合もあります。
アフターフォローがあるかないかは重要な判断条件だと思います。
海外サプリは悪なのか?
さて、ここまで海外サプリメントの情報を僕なりにまとめて解説してきました!
海外サプリメントを購入することは自由です!
どこの国の商品もインターネットなら購入が簡単になった時代、
自分に合うものに出会えたなら、それで正解なのかもしれません。
ただし、医薬品は「病を直したら使用しなくていい」ように作られていて、
サプリメントは「病になる前の予防として、健康増進に役立てるために長い時間継続して使用する」ように作られています。
継続して摂取するには、安心できる良いものを選ぶことが大切です。
効果はでるらしいが成分がとんでもないものは継続には向かないと思います。
あるいは、自分にとって本当にサプリメントは必要なのかを考えることも必要かもしれません。
今回の記事のサプリメント購入前のポイントは日本国内で生産されるサプリメントを購入する際も同じです。
せっかくの努力が無駄にならないよう、製品選びは慎重にしていきましょう!