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バイオぺリンとは? 気になる効果と副作用などを徹底調査!

こんにちは!

メディア事業部の若林です!

今回は成分シリーズ
「バイオぺリン」をご紹介します!

バイオぺリンとは?

BioPerine®(バイオぺリン)とは、サビンサジャパンコーポレーションの特許取得成分であり、ピペリンという成分を95%以上配合するように規格したものです。

サビンサジャパンコーポレーションについても、後ほどご紹介しますので参考にしてみてください!

さて、
バイオぺリンの原料はというと、
日本でもポピュラーなスパイスである「黒胡椒」です。

胡椒を食べたときのポカポカしたりピリッとする感じの元になるのがピペリンという成分です。

ピペリンによる抗菌、防腐、防虫作用は古くから知られていて、料理に使われるのはもちろん食料を保存する材料としても使われていました。

黒胡椒、胡椒、グリーンペッパー、ピンクペッパー、ヒハツ(ロングペッパー)、ヒハツモドキなど、コショウ科の植物はみんなピペリンをもっていますが、特に含有量が多いのは黒胡椒です。
なので、バイオぺリンも黒胡椒から作られているという訳です。

サビンサジャパンコーポレーションについて

米国で設立されたサビンサコーポレーションは化粧品やサプリメントやその他化学品用の原料を供給する会社です。

1988年に設立されたサビンサ社は、ハーブエキスと薬用化粧品、ミネラルおよび特殊ファインケミカルの製造業者およびサプライヤーです。人間の栄養と幸福のための代替的で補完的な天然物を提供することを使命としています。サビンサ社は約30年にわたり、規格化された植物抽出物を100種類以上販売し、これらの製品を権威ある機関と共同で臨床研究を行っています。現在では製造、研究開発、流通に10施設をもち、世界で1000人を雇用するまでになりました。さらに主要製品の安心な供給のために、植物の栽培は約4万エーカーに及んでいます。人の経口摂取を意図した製品すべて、コーシャとハラール認定を受けています。

引用元:サビンサジャパンコーポレーション公式サイト(サビンサについて)

※サプライヤーとは、提供する人、提供者といった意味の英語で、商品の原料や部品などを供給する側の事業者という意味で使われることが多いです。

※コーシャとはユダヤ教徒が食べても良いとされる「清浄な食品」のことです。食べてはいけない食品があるユダヤ教の人に向けて原料品から製造過程まで厳正にチェックして認証されるのがコーシャ認定で、安全性が高く身体に良い食品の印(しるし)として、宗教的理由に関係なくアメリカでは多くの人に選ばれています。

※ハラール認証とは、イスラム教の食についての厳しい決まりに則って調理・製造された製品であることを示すシステムです。ハラールとは合法なものを意味します。

米国とインドで基礎開発研究をしており、臨床試験を世界中の医療機関と共同して実地していて、原料となる植物は約40,000エーカーの自社農園で栽培されています。

日本だけではなくオーストラリア、中国、ヨーロッパ、韓国、南アフリカなどにもオフィスがあるそうで、サプリメント市場の広がりとともに世界に原料を供給する企業として大きくなっていったようです。

バイオぺリン(ピペリン)の効果とは?

バイオぺリンの効果とはピペリンの効果とも言い換えることができます。

ですので、この記事での効果の説明はピペリンの効果や効能、作用もご紹介していきます。

成分の吸収を補助する

ピペリンの最もアピールされる効果は他の成分と共に摂取するとその成分の吸収を助けることです 。

薬剤学では、バイオアベイラビリティ(生体利用率)と言われる薬剤が全身に循環する割合を表す定数があります。静脈に成分を投与する場合、バイアアベイラビリティは100%という率になりますが、そのほか経口摂取などではバイオアベイラビリティは減少するという問題をさまざまな方法で解消しようと研究されてきました。

有用な成分をどうやって全身に吸収させて取り入れるか。

その問題を助ける働きをするのが黒胡椒のピペリンと特定されたのです。

身体でどのように黒胡椒(ピペリン)が働くのかの重要な部分は、P糖タンパク質の阻害、酵素の阻害、熱発生だそうです。

P糖タンパク質とは、体内で異物(薬やサプリメントは化学物資なので異物に含まれます)の吸収を止めるための門番的役割をしています。
この門番に異物だと認識されしまうと薬やサプリメントの効果が発揮されないということが起こります。ピペリンはこのP糖タンパク質の働きを阻害することが示されています。

グルクロン酸抱合とは、肝細胞における異物排出の働きのプロセスです。このグルクロン酸の前駆体となるのが、グルクロニルトランスフェラーゼという酵素です。
ピペリンはこの酵素の働きを阻害し、グルクロン酸抱合に影響を与えることがわかっています。

熱発生は、下の章でもご紹介しますが、人間の基本的な仕組みであるエネルギー生成の事で基礎代謝とも言われる働きです。ピペリンは熱発生を促進することを確認されています。

参考サイト:サビンサジャパンコーポレーション:バイオぺリン®

その補助効果のエビデンスが気になるところですが、調べたところ、ラットを使用した実験や臨床試験で効果は証明されています。

参考サイト:日本国特許庁(PDF)

人間のボランティアの臨床試験では、脂溶性(ベータカロチン)、水溶性(ビタミンB6)、ミネラル(セレノメチオンの形のセレン)、CoQ10(コエンザイムQ10)をバイオぺリンと摂取したボランティアと、バイオぺリンを摂取しなかったボランティアに比べて、バイオぺリンを摂取した方がベータカロチンでは血中濃度が60%増加し、ビタミンB6はそれ以上、セレンレベルは30%増加、CoQ10レベルも30%増加したそうです。

参考サイト:サビンサジャパンコーポレーション:研究ハイライト

バイオぺリンはビタミン、ミネラルなどの基礎的なサプリメントはもちろん、ダイエットサプリや増大サプリ、プロテインなど特化した目的があるサプリメントなどにも多く配合されています。

やはりその多くは、サプリメント等に配合されている成分を身体に取り込む量を増やす作用をアピールしてバイオぺリンが配合されています。

最近では大手ドラックストアが販売している多くのサプリメントにもバイオぺリンが配合されていることも話題になりました。

サビンサジャパンコーポレーションがバイオぺリンとの同時摂取を推奨するのは以下の成分です

 
分類 品目
ハーブ抽出物 ウコン、ボスウェリアセラタ、イチョウ、トウガラシ 等
水溶性ビタミン ビタミンB1、ビタミンB2、ニコチンアミド、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ビタミンC
脂溶性ビタミン ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK
抗酸化物質 ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、α-カロテン、β-カロテン、β-クリプトキサンチン、リコピン、ルテイン・ゼアキサンチン、松樹皮由来フラボノイド、ゲルマニウム、セレン、亜鉛 等
アミノ酸 リシン、イソロイシン、ロイシン、スレオニン、バリン、トリプトファン、フェニルアラニン、メチオニン 等
ミネラル カルシウム、鉄、亜鉛、バナジウム、セレニウム、クロム、ヨウ素、カリウム、マンガン、銅、マグネシウム

エネルギー代謝を促進、血行促進

ピペリンは血管を広げる作用がある一酸化窒素(NO)という物質の分泌、働きを促進して血流を良くします。

血流が良くなることで、体温が上がり冷え対策としても優秀な効果を期待できます。

さらに身体に余計な水分を溜め込んでしまうことで起こる、むくみにも効果が期待できます。

※一酸化窒素(NO)とは?

一酸化窒素とは酵素と窒素からなる無機化合物の一種で、血管内皮細胞から血中に産生され、血管拡張などの働きをします。 一酸化窒素(NO)は歳と共に分泌量が減っていきます。
一酸化窒素の減少は動脈硬化や高血圧などの症状を悪化させる原因になる可能性が考えられます。

アドレナリンと基礎代謝

ピペリンは脳内神経物質アドレナリンの分泌を促すことで筋肉や内臓の働きを高め、エネルギー生産を上げるので基礎代謝も促進させるといわれています。

近年、温活という言葉が流行っていますが、現代人の体温は昔と比べて低下していると言われています。

日常で運動の機会が減ると、筋肉量が落ちて熱を生み出す力も弱まります。
また、ストレス社会ともいわれる現代ではストレスによって分泌されるホルモン、コルチゾールが出すぎてしまうこともあります。
コルチゾールは筋肉を分解してしまう作用もあるのでさらに体温は下がり太りやすくなってしまうのです。

手足の冷えを感じる末端冷え性は男性にも増えています。
太る原因は体温だけでは決してないですが、筋肉を鍛えてピペリンの力も借りて身体を温めるのは身体にとってダイエットという視点でも良い面が多そうです。

憂うつな気分の改善

ピペリンは感情や気分をコントロールなどに関わる脳内物質、セロトニンやエンドルフィンを助ける働きがあると言われています。

セロトニンとは?

セロトニンは別名幸せホルモンとも呼ばれます。
緊張などのストレスを感じると脳はセロトニンを分泌して自律神経のバランスを整えようとします。セロトニンが分泌されると人はリラックスした状態になります。
このセロトニンは過度なストレスや疲れが溜まると、分泌量が少なくなってきます。

エンドルフィンとは?

エンドルフィンは脳内麻薬とも呼ばれることがあります。
多幸感を感じさせるホルモンです。
ランナーズハイは走り続けていて一定のつらさを超えると「きついけど気持ちいい」「きついけどもっと走れそう」という感覚になる現象です。
このランナーズハイもエンドルフィンが関与していると言われています。
ストレスを緩和するために起きる現象だそうです。

エンドルフィンは日常ではお風呂に入ったとき、好きなものを食べているときなど幸せを感じる時に分泌される他、成長を感じる(できなかったことができるようになるなど)とき分泌されるそうです。

つまり幸せを感じにくい状態だと分泌量も減り、さらに幸せを感じないというスパイラルに陥るといわれています。

ピペリンを摂取することでこの幸せを感じるホルモンを増やすのを助けてくれます。

バイオぺリン(ピペリン)の副作用とは?

バイオぺリンによる重篤な副作用の情報は見つかりませんでした。

バイオぺリンを開発したサビンサコーポレーションは一日の推奨摂取量は5mgとしています。
大量に摂取した方が良いものではないので自分の判断で摂取量を増やしたりすることはしないようにしましょう。

同時摂取した成分の吸収率を上げる効果は医薬品の効き目を思いがけず強めたり、血行促進効果により急激に血圧が下がる可能性が考えられます。

ピペリンを過剰摂取すると胃腸に負担をかける他、喘息やてんかんの治療薬に作用するという報告もあります。
医薬品を常用している方はサプリメントを摂取するときはお医者さんに確認した方が安心です。

まとめ

バイオぺリンは黒胡椒の成分ピペリンを95%以上配合するように規格したものということがわかりました!

普段から胡椒は身近な食品ですが改めて調べてみると、
食べ物からの栄養吸収も助けてくれるスーパーサブなすごいやつでした。

胡椒だけたくさん食べるのはなかなか厳しいと思うので、安定した形に作られたバイオぺリンは便利ですね。

栄養素はバランスが大切なので過剰な期待は禁物ですが、
うまく取り入れていきたい成分です!

ヒハツとは?注目の成分の効果、副作用などをまとめました!

ヒハツの記事でもピペリンの詳しい作用をご紹介しています。

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Author/筆者若林

メディア事業部 入社5年目。メンズサプリメントやメンズリキッド知識ゼロからBRAVIONメディア立ち上げに関わる。独学で成分や効果について勉強し、現在は自称上級者。専門用語や嘘の情報を多く目の当たりにしてきたため、『初心者にもわかりやすく本当のことを伝える』がモットー。

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