ヒハツとは?注目の成分の効果、副作用などをまとめました!
公開日 : 2020/12/02 更新日 : 2021/03/01

こんにちは!
メディア事業部の若林です。
今回は成分シリーズ
ヒハツをご紹介します!
ヒハツとは?
コショウ科のツル性木質植物のヒハツ。
胡椒と同様に乾燥させて粉末にしスパイスとしてよく利用されます。
ロングペッパーという名前もあるヒハツ
ピペリンという成分が含まれる点も胡椒と同じですが植物としては別物です。
香りは少し甘味が感じられるようなシナモンに似た香りと表されます。
ヒハツに似た植物がありヒハツモドキという名前がついています。
沖縄ではピパーチ、ヒバーチや島こしょうと言われる植物です。
厳密に言うと植物としては違うものですが、栄養価やスパイスとしての特徴もほぼ同じなので、ヒハツもヒハツモドキも同じものとして扱われることが多いようです。
ヒハツはアーユルヴェーダでも使用されていて、最も強い薬草の一つとして数えられ、長寿を促すものとして考えられています。
ヒハツの効果

身体を温める
ヒハツの主な効果は身体を温める作用があることです。
身体を温めるといえばショウガのイメージが強いですが、ヒハツはショウガほど強いクセがないので様々な料理に使いやすいのが嬉しいところです。
なぜ身体を温めるといわれるのか。
それはピペリンという成分のおかげです。
ピペリンは血管拡張して血流を良くする働きをしてくれます。
血管を強くする!

身体を温める効果に加えて血管を強くする効果が期待できます。
身体には動脈と静脈があり、その二つを繋ぐ役割をしているのが体中に張り巡らされた毛細血管です。
人は血液の流れに沿って栄養や酸素を体中に届けてもらっています。
身体の血管のうち99%が毛細血管です。
毛細血管は加齢の影響で40代頃から減ると言われていて、毛細血管が減ることは身体の血の巡りが悪くなるということです。
身体の隅々まで栄養や酸素が行き渡らないことの弊害はすぐに想像できます。
毛細血管は内皮細胞と壁細胞があり内皮細胞にはTie2(タイツー)という物質を持っています。
このTie2(タイツー)が活性化すると血流が良くなるそうです。
逆にTie2(タイツー)の働きが弱まると血流が悪くなり、壁細胞がはがれやすく毛細血管が壊れてしまうそうです。
ヒハツはこのTie2(タイツー)を活性化させ、毛細血管の老化を防止すると言われています。
さらにTie2(タイツー)が活性化すると毛細血管が再生することや縮んでしまった血管がまっすぐ伸びたりと血管が復活するともいわれています。
どこで売ってる?
大きめのスーパーや海外製品を扱うスーパーなどで、スパイスコーナーで購入できます。
粉末状で売られていることがほとんどなので、胡椒と同じ感覚で使って問題ないと思います。
スパイス瓶で売られていることが多いので、持ち運びも簡単でスープにいれたりドリンクに入れたり出先でも手軽に摂取できると思います。
ヒハツの副作用はある?

ヒハツに大きな副作用は見られないようですが、ピペリンは摂りすぎると胃腸に刺激になり痛みが出る場合があります。
一日の摂取目安量は小さじ半分ほどです。
多くとればいいものではないので目安量は守った方が安心です。
また、ピペリンには一緒に摂取した成分の吸収を良くする作用があるのでヒハツを薬と同時に摂取すると、思いがけず薬の効き目が強くなることもあるので注意が必要です。
まとめ
コショウより前からスパイスとして利用されてきたヒハツ。
ぽかぽかする感じは即効性を感じれると思います。
冷えや血管年齢、血のめぐりが気になる方は
生活に取り入れてみるといいかもしれません!