ヤマイモから摂れるジオパワー15とは?本当に増大に効果的なのか調べました!
公開日 : 2021/10/18

こんにちは!メディア事業部の若林です!
今回は、久々の成分シリーズです!
増大サプリに詳しい方ならご存じかもしれない成分「ジオパワー15」を調査して本当に増大にいいのか、気になる効果などをまとめました!
ぜひご覧いただければ嬉しいです!
ジオパワー15とは?
ジオパワー15とは特許製法で製造され、ジオスゲニン遊離体を15%に規格した懐山芋の抽出物原料です。
原料となるのは山芋の一種で、中国で採れる「懐山芋」なんですね。
日本の山芋ではなくなぜこの中国産の懐山芋が原料に使われているかというと、先に出てきた「ジオスゲニン」という成分が関係します。
日本産の山芋はこのジオスゲニン含有量が1%未満と低いのですが、比べて懐山芋はジオスゲニンの含有量が15%にもなるんだそうです。
ジオパワー15の名前の由来でもあるこの「ジオスゲニン」
ジオパワー15の効果はジオスゲニンの効果といっても過言ではありません。
そこでジオスゲニンの効果を調査してみました!
ジオスゲニンはどんな成分?

ジオスゲニンは天然ステロイドと言われる成分です。
ステロイドは危険な成分ではなく、人間の性ホルモンもステロイドホルモンと言われます。
人間がもつ性ホルモンは、
- 女性ホルモン(エストロゲン、プロゲステロン)
- 男性ホルモン(テストステロン)
があります。
その性ホルモンの前駆体と言われる「DHEA」はご存じでしょうか?
女性ホルモンや男性ホルモンの分泌は年齢とともに減っていきます。
老化と性ホルモンの関係は深いと考えられていて、性ホルモンの前駆体であるDHEAを摂取することで性ホルモン分泌を促進するという考え方もあります。
DHEAは若返りのホルモンとも言われ海外ではサプリメントでDHEAの活性化を狙う商品も人気です。
しかし日本でDHEAは医薬品指定がされている成分ですのでサプリメントとしては販売されていません。
そこで、「ジオスゲニン」が注目されたのだそう。
ジオスゲニンはDHEAの前駆体とされていて、性ホルモンと似た形(化学構造)で存在していることが発見され、一躍アンチエイジング成分として人気になったようです。
ジオスゲニンの効果は?
DHEAと似たジオスゲニンを摂取することでどのような効果があるのでしょうか?
性に関する効果

DHEAは妊活ホルモン、マザーホルモンとも呼ばれ、性に関する効果にも大きく期待されています。
しかし、ジオスゲニンを摂取することでDHEAの増加はある程度期待できるとのことですが、即効性などはなくDHEAを直接摂取するほどのDHEA増加効果はないようです。
医薬品ではないジオスゲニンは安全性の高さもあり安心して摂取できる成分ではありますが、その効能は穏やかと言えそうです。
性ホルモンの活性化を目指すなら、適度な量を長期間の摂取する必要がありそうです。
性ホルモンの分泌=増大?
性ホルモンの前駆体であるDHEAを増やせば増大するのでしょうか?
調べた中ではなかなか難しいかなというのが正直な感想です。
性ホルモンであるテストステロンが下半身のサイズに影響するのは、子供時代に大人の身体を作る段階のときです。しかしこのときにはDHEAはなにもしなくても大いに分泌されているはずです。
ちなみに子供時代に必要以上にDHEAを増やしたことで下半身が増大したというデータや情報はありません。
大きく増大したいという方には残念ですが、大人になってからDHEAやテストステロンを増やし、身体の一部を性ホルモンによって成長させるという理屈にはかなり無理があります。
ジオスゲニンを摂取することで得られる性的な部分の効果は、テストステロン微増加による性衝動の促進、EDの緩やかな改善などでしょう。
体内作用の詳しいところはまだまだ研究中のジオスゲニンですが、多くの研究で性に関するもの以外にも身体に良い作用があるといわれています。
認知症の予防に期待されている

認知症の原因は環境、老化、疾病などさまざまです。
いまだにはっきりとした原因はわかっていないのが認知症ですが、アミロイドベータというタンパク質の蓄積で毒性によって脳細胞が死滅してしまうことが原因とする説が有名です。
マウスによる実験で、ジオスゲニンは脳に蓄積するアミロイドベータの増加を抑えて運動や感覚などの情報を伝達する脳のシナプスの変性を改善することが発見されています。
さらに、人の実験ではジオスゲニンを含む山芋エキス100mgの摂取を20歳~81歳の健康な男女28人に3ヵ月続けさせ認知機能への影響を調べたものがあります。
結果は3か月後には認知機能の向上が見られ、特に47歳以上の人でその効果が目立ったとのことです。
参考:https://medical-tribune.co.jp/kenko100/articles/171220529164/
ジオスゲニンは今後の研究で治療薬のなかった認知症の改善効果に期待できる成分になるかもしれません。
糖尿病予防に期待されている

先天性の1型糖尿病と生活習慣病の一つである2型糖尿病がありますが、2型糖尿病はもともと欧米人に多い疾患でした。
しかし近年は日本人にも患者が多い病気です。
糖尿病は食物から摂取した糖を分解するインスリンが足りなくなったり働きが悪くなることで血液中の糖が異常に高くなる病気です。
血中の糖分が高いまま放置すれば、血管はもろくなり心臓病や失明、腎不全などといった合併症を発症することも多いです。
食の欧米化、運動不足などが主な原因ですが、日本人はもともとインスリン分泌量が欧米人よりも少なく50%ほどといわれています。
普段から食事や運動には気をつけておかなければ、インスリンは足りなくなってしまうのです。
糖尿病患者はDHEAの分泌量が少なく、性ホルモンの量も少なくなることがわかっています。そこで似た構造を持つジオスゲニンが糖尿病予防にも効果的ではないかと考えられています。
糖尿病のマウスにジオスゲニンを投与した結果血糖値が改善したという実験結果もあり、人間への同様の作用にも期待されているところです。
副作用はある?

さまざまな健康効果があるジオスゲニンですが、副作用はあるのでしょうか?
調べたところ、ジオスゲニンは毒性が非常に低く重篤な副作用があるというデータはみつかりませんでした。
日本でも馴染み深い山芋類からの抽出される成分ということで安心感もありますね。
しかし、日本では医薬品成分であるDHEAは摂取すると肌が脂っぽくなったり、倦怠感がでてしまうなどの副作用は報告されているようです。
DHEAの代わりともいえるジオスゲニンも多量摂取した場合や、体質によっては上記のような症状が出る可能性は否定できません。
どんなに良い成分であっても多く取れば良いというものでもないので、サプリメントなどで摂取する場合は指定量を守ることが大切です。
研究段階の成分でもあるので最新情報を常にチェックしておくのもおすすめです。
まとめ
多くの健康パワーを持つジオスゲニンを含有したジオパワー15は気になりましたか?
増大には関してはなかなか直接の関わりはなさそうではありますが、アンチエイジング成分として身体全体の健康維持に役立ちそうです。
健康成分としてこれからさらなる研究結果がでてくることでしょう!